マッチ箱の演劇論
うまいといわれる役者がいる。
しかし、その役者は本当に演技がうまいのか?
そんなことは誰にもわからない。
いろんな方法があり、いろんな見せ方があるのが、芝居である。
わからないものが芝居で、演劇とは答えのないものである。
芝居の答えを持ってるものはある意味巧妙な詐欺師である。本人にその自覚があるかどうかはわからない。
マッチ箱を演じて見ましょう。
マッチ箱がある。
その人はマッチ箱は四角いという。
その人は正しいことを言っている。マッチ箱が四角いということを知っている。
マッチ箱が四角いということを猛アピールする。みんなマッチ箱が四角いと思う。
そして信じる。マッチ箱は四角だと。
騙されてはいけません。マッチ箱は四角ですか?
見る角度を変えると、いろんな形に見えるでしょう?
引き出しはあるし、中にマッチが入っている。
中のマッチは火がつくし、振れば音がする。
他にもいろいろあるかもしれない。
自分の見方を大切にすること。
人が言うことは参考以上にはしないこと。
答えは多分自分の中にしかない。
まあ、マッチ箱が四角いと人に信じ込ませる才能はそれはそれですごいと思うけど。
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