2020-11-05

田寿夫

こんな夢を見た。

仕事なのか、新婚旅行かよくわからない

帰りの飛行機で、

社長は疲れてますのでお休みになりますと

 '隣の席に部下が座ることになった。

隣に座った若い部下は最近買った巾着のような鞄をやたら自慢してくる。

それは数日前不審人物が持っていた物で、

部長に話して問い詰めてもらった。

そこで判明したのは、盗賊団に5階の会議室が狙われていると のことだった。

5階の会議室の数部屋には絵が飾られている。

逃げた部下、社長、部長、通りすがりの親子、みんな5階に向かった。

5階の奥には絵の倉庫みたいなとこがあった。

部屋に入らない、大きな白い小鳥が数匹描かれた絵には「田寿夫」と名前があった

田寿夫知らないなあと思ったけど、明治の日本画家田寿夫がアトリエにしてたとのことだった。

その部屋には田寿夫の絵がたくさんあったが、私にはその価値が全くわからなかった。

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2020-10-26

赤ちゃんのおむつ

 こんな夢を見た。

子育てが大変なお家に、赤ちゃんを見に行った。

一緒に遊んでいるとすごく可愛くて、丸くてふわふわで。ふわふわの おむつになってしまった。

母親はニタニタ笑い、おむつを二階の窓から捨てた。

私は慌てた。

「なんてことするの?」

母親は言った。「わたしは、おむつを捨てただけよ。」

 

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2020-09-16

ブリキの蝉

また、最近おかしな夢を見るようになった。

美容室で働いていた。初めての仕事だった。先日ゴミ箱から見つけた彼が、シャンプー台で寝ていた。私が髪を洗うことになった。人の髪を洗うなんて初めてだ。後ろから洗っていいのか、前から洗っていいのかわからなかった。何度がシャワー口に彼の頭をぶつけてしまった。その度に私は知らないふりをした。

洗っていくうちに彼はどんどん小さくなっていた。そして手が滑って、彼は何処かに行ってしまった。少し焦ったが諦めていた。

しばらくすると、他の従業員の人が排水溝から苦労して彼を拾ってくれた。

「ありがとうございます。」

「いえいえ、あのゴミ箱から、これを見つけたあなたの方が凄いですよ。」

「いえ、あの時は、もう少し大きかったので。」

私は、そのブリキのおもちゃをきれいに洗った。

「1万年後も好きでいるよ。」

私は、そのブリキに言った。ブリキの蝉は小さく頷いた。

1万年後、存在するのはあなたで、私はそれまでに此の世から消えて無くなるのは自明のことであった。

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2019-03-08

黒いソファと赤のリノリウム

こんな夢を見た。

一つ隣の部屋に住んでいる701号室の人が、
どうしても、私の住んでる705号室と交換してほしいという。
701号室は北西向きの角部屋で私の部屋705号室はは南西の角部屋。
日当たりは悪くなるけど、701号室の方が私の部屋より広いし、
交換を承諾した。
もう、今日から、今すぐ交換することになって、まだ、荷物も
まとめていないのに、家具もそのままで、701号室に住むことになった。

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2012-07-04

カタチ

ちっぽけだ。

海に漂う微生物のように、

何の形も持たない。

影もない。

私一人だ。

誰もいない。

何もない。

私だけだ。

そんなものだ。

自分の大きさなんて。

何年たっても大きさなんて変わらないのだ。

思想も、策略も、思惑や、目論見。
期待された答え。

すべては、幻想で妄想である。

惑わされてはいけない。

無限の闇に漂うちっぽけな存在。

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2012-05-29

逃走

同級生に怪我を負わせた少年が友人と二人で逃走中です。秀也はどこかで、そんな声を聞いたような気がした。

あれからもう、六時間くらいはたっただろうか? 僕らは学校を抜け出し、行けるとこまで行こうと決意した。

数日前にトモが拾った車を走らせ、僕らのいた町からどんどん遠くに離れていった。誰も僕らが車に乗って逃げてるなんて事は知らない。まさか、僕等が車を持っていて運転ができるなんて、思ってないだろう。警察も先生も両親もみんな町やその周辺を探しているのだろう。

逃げる原因はそんなにたいした理由ではなかった。今日は終業式だった。HRがはじまるまで、少し時間があった。
「秋山、お前、外人だろ。両親が日本人なのに変だよな。」
ニヤニヤしながらTが、声をかけてきたこいつはいつも僕に絡んでくる。いつものことだとスルーしていたら、Tをトモが力いっぱい、角材で殴ったのだ。僕は慣れていた。いつものことだ。人を蔑んではそれで、満足する人間はたくさんいる。僕は華麗にスルーしていたのに、トモがそれを許さなかった。Tは頭を抱え、床に倒れこんだ。小さくうなり声を上げて。
クラスは騒然となり、女子たちが騒いでいる。

「行こう! 秀也。」トモが言った。「車で逃げよう。」
「お前、運転できるのかよ?」
「あれから、ちょっと練習したんだぜ。」

隠してあった、車に乗り、僕らは逃げた。いくつも町を通り過ぎ夜の幹線道路を車で走らせる。
「この辺りは僕のおばあちゃんが住んでいた田舎町なんだよ。海が近い。」
車を隠し、僕らは歩く。
もう、朝になっていた。
山の手の住宅街の中にぼろぼろの階段だけになった、廃墟をみつけた。赤い屋根の西洋風の家にはもう何年も人は住んでいたいのだろう。この家はこの辺りでは少し高台になっていた。廃虚は4階建てくらいで少し小高い。屋上に上がり僕達は景色を眺めた。

「ほら、あそこに海が見える。」

そこには瓦屋根の町並みが一面に広がっていた。朝日が海に反射する。瓦屋根を照らしている。数人のセーラー服の女子高生たちが学校に通う。キラキラして細部までくっきり見える。いつまでも景色を見ていたかったが、そういうわけにもいかなかった。

「ばあちゃんちで一休みしよう。」僕らはトモのばあちゃんちに向かった。

「ばあちゃん、帰ってきたぜ。」トモは言った。
「あんたら、何したん! そこにおれ。」といって、トモのばあちゃんはどこかに電話した。
たぶん、警察か学校かのどっちかだろう。

「ああ。これでおわりかあ。」

本当は僕らは逃げる必要なんかなかったのだ。ただ、嫌なことからは精一杯逃げる。それが僕らの共通のポリシーだったのだ。

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2012-03-25

白いワンピースの女

駅のホームで白いワンピースの女がなにやら叫びながら、ホームの端へと向かっていた。
自殺しようとしてるらしい。

でもなかなか、列車に飛び込むことができない。

そして、手首を切ったりしていた。

私はその女の人一番間近でを見ていた。

叫んだり、死んでやるとぎりぎり端の方へいったり手首の血をアピールしているだけだった。

「自殺するんなら早く飛び込めばいいのに・・・」と思ったとき、突然猛スピードで列車が脱線して、ホームに乗り上げ、その女の人を轢いてしまった。

女の人は列車に吸い込まれるように消えてしまった。
私はその一部始終を見ていたのだが。

女の死体は何処にもなかった。
駅員がその辺りを探していた。

よくみると、手やら、足の先やらあたり数十メートルに散らばっていた。

「やっぱりね」げんなりと駅員入った。

そんなにバラバラになったのか・・・と私は思ったけど、一番近くで見ていた私には、

ちび散ったはずの血などはついていなかった。

「わたし、一番近くで見てたけど、全然血なんて付いてないわ。」

駅員はいった。

「さっき医務室で、女の血を浴びて意識を失って倒れた人が、着替えが終わったとたんどっかにいったんですよね。」

それがわたしかなあ。と思ったけど、私には全くその記憶はなかった。

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2011-12-22

時間師

時間師の仲間入りをした。

一人の時間師の老人と、その弟子、と私。

時間師は時間を操ることができる。時間師は矛盾を作り出してはならない。

私たちはある家に泥棒に入る。

仮に見つかってもいいのだ。もし、失敗したら失敗する前に戻ればいいのだ。

私も、新米の時間師として、時間を操れるようになって来た。

あまり大きな時間の改変は矛盾を生む。だから、時間師は最小限の時間を操るのだ。

その家には実は、私たちは何度も泥棒に入っていた。

その度に私たちは失敗していたのだ。

その家の人が酷い目にあったり、私たちの仲間が数日後に警察に捕まってしまったり。

私たち時間師はその度にその家に泥棒に入る前に戻っていた。

何日も同じ日を過ごす。

愉快で楽しい同じ時を過ごす。

そして、不幸と矛盾は次第に大きくなり、車のカギをなくし、私たちは泥棒に入った家からは戻れなくなり、時間師のおじいちゃんは警察に捕まってしまった。

その警察は、社会の秩序を守る警察ではなく、

モノの道理を守る警察。

絶体絶命。私には仲間がいなくなり、独りになってしまった。

時間を操れる私は、問題の起こる前に戻ることにした。

それも、私たちが出会う大昔。

おじいちゃんもまだ若い頃。

時間師になりたてのおじいちゃんと私。

若い私たちは何度も同じ日を過ごす。

それは同じ一晩のこと。

毎日同じ日に毎日同じ家に泥棒に入る。

そんな毎日を過ごしながら、私たちは年をとっていってしまった。

世の中の人からするとそれはたった一晩のことでしかないのだ。

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2009-04-09

森と林の境目

今日はおきぬけに

「林と林じゃないところの境目にある、別荘に伺う」

という、夢を見ていった。

そして、「森と林の境目」とか、どこにあるんだろう・・・

と、探していた。

晴れているところと、曇りのところの境目で、晴れるのを待ったりしていた。

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2009-03-31

時空を超えるノート

そのノートに名前と行きたい時代を書くと、その時代に行くことができる。

そんなノートを持っていた。

そのノートを信じない外国人の女。

その女はそこに、まだ小さい自分の息子の名前を書く。
その子は名前を書かれて、この世界から消えかかっていた。
その子は自分で文字がかけない。

その子を助けるには、誰かが一緒にその子と一緒に飛ぶしかなかった。
母親は、その子を助ける気はなかった。
なぜなら、その母親は

「その子が違う世界に行っても、その子はその子で、何とか生きていける」

と思っていたからだ。私はその子と一緒に別の時空に飛ぶことにしたのだが、

私の行動はその子の母親にとって単なるおせっかいでしかなかった。

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