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2021-04-30

アラフィフの女が通信大学に編入学した話。

アラフィフの私が、高校を卒業したのは、今から30年ほど前。昭和から平成に元号が変わったあたり、1990年あたりである。パソコンなどというものは、まだ家にはなく、ワープロが流行った時でもある。携帯電話もまだ出ていない。

女子の大学進学率は20%を切っていた。大学に行く女子はすごく頭が良いか、とても勉強が好きか、家が勉強に熱心な家くらいなものである。うちの家も「女は大学に行くと生意気になる。」と勉強には熱心な家ではなかった。しかしそれは特に珍しいことではない。大学に行く子は羨ましいと思ったが、大学に行かない同級生がほとんどで、「女子の学歴」など無駄なものという風潮もあった。

また、当時はバブル絶頂期。勉強なんかしなくても、給料のいい仕事はたくさんあった。高卒で工場で働いてキャリアを積んだり、派遣社員とは高収入を得る人たちだったり、バイトしながら好きな事ができる人生など。しかしそんな時代も長くは続かず、バブルは崩壊。

しかし、高卒で働き始めた私は、ぎりぎりバブルを体験することができ、社会経験を積むことができたのはある意味良かった。大変なことはあっても、今まで仕事がなくて困ったことはない。

学生時代、得意な教科は理科。特に化学式が好きでそのせいパソコンに思いっきり興味を持ち、一太郎、ワード、エクセル。

Youtube…楽しいだけでなく、勉強もできる。情報はいくらでも手に入る。そして世の中、気がつくとまわりは大卒だらけ。大学を卒業してないと入れない会社や、できない仕事などがあり制限がつけられ、あの人は高卒だから頭が悪いと簡単に結論付けられる。常識は時代によって変わる。人生100年計画、いつまで働かないといけないかもわからない。高卒でやっていくのは厳しいのではないか。そう思い2年前に大卒になることを決意した。見つけた大学は「京都芸術大学(京都造形芸術大学)通信学部」専門学校は出ていたので、3年次編入できた。ナンヤカンヤトとそこそこ大変な2年間。コロナのこともあり、ある意味勉強に打ち込むことができ、知識の幅も広がった。そしてこの春、卒業した。学歴だけは大卒という称号を手に入れた。不完全燃焼感もあったので、この春、ある大学の法学部の通信過程に3年次入学した。法律系はやはり難しく、やる気やモチベーションの問題もあるが、コロナもいつ終わるかわからない。あとは利用できる図書館は多い方がいいよね。いろんなものを大切にしながら、5年くらいで卒業できればいいかなと思っている。

いつかコロナな世の中が終わり、はっちゃけられる未来を信じてがんばろうと思う。

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2021-04-26

メガロフォビアについて。

 巨大な建造物などに対して、恐怖を抱くことをそういうらしい。学校、大きな建物、フェリー、病院、エレベーター、階段などそういうものに対して、嫌な気分になるので、もしかして私もそれかも。と思ったのだが、恐怖というものとは違うのだ。ただ、本当にいやーな気分になるのだ。何かトラウマのようなパニック障害に近いのかも知れない。しかし、大きな建物も上に登ってしまったり、遠くにあればなんてことはない。上から見下ろすことは全然平気というか、どちらかというとこれは爽快なものである。中に入ってしまうと出れないのではないか。そんな不安がある。

 一説によると、大きなものを見ると子供の頃を思い出す・・・らしい。子供の頃は周りが大きかった。子供の頃のどうしようもなかったことなど、親にねじ伏せられてしまったこと。大きなものに対して多分、抗えない権力、自分ではどうしようもない圧力やプレッシャーを感じてしまっているのではないか。そこから逃れることはできないという絶望感がつきまとう。

親は子供を自分の思い通りに育てようとするし、人間は犬をペットとして育てる。

親や社会が私が生まれた時に決めたこと。それが間違っていても逃れることは一生できない。少しの望みをかけ、抗う毎日の嫌さを大きなものに感じるのだ。

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